実は過去を意味していた・・・タロットカード「月」に隠された秘密
「月」は色々な情報が入ってくる時期を意味する
タロットで「月」のカードは、眠ったり、あるいはトランス状態とも言える意識的に
無防備の状況で、意識の境界線を越えたところから、盛んに情報がインプットされる
状況を意味しています。
人は判断をつかさどる脳がありますが、
それは脊髄が大きくなったものと言われています。
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脊髄を通じ、意識の境界線を越えて入ってくる情報は危険なものも多いので、
カード図柄にあるように犬が吠えて警告しているのです。
「月」のカードは模索の象徴であり、未知のさまざまな情報が盛大に送り込まれます
が、中には危険なものも多いので、警戒が必要なのです。
無意識に可能性を求めている
このカードは、意識が薄らぐ眠りの状態の中で、
未知の可能性を探る扉を開けようとします。
カード絵柄でザリガニが描かれていますが、
それは潜在的な未知の可能性を意味しています。
また、絵柄で犬も描かれており、それは警告を意味していますが、
これは実際には人の意識と考えてもよさそうです。
つまり、このカードは、無意識でなければその真の力は発揮されない
という事なのです。
可能性にはリスクも伴う
このカードは18番目であり、9の倍数です。
このように9に関係するカードは旅を意味しています。
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さらに探索など探し物をも意味していますから、一般的に統合して
解釈すると、何かを探す旅という解釈になろうかと思います。
ただ探索するのは未知の領域なのですから、相当危険を伴う旅になります。
実は過去の出来事の悔いや未練を意味していた!
未知の領域のものは、実は失われた過去の記憶の中にあるものだったりします。
タロットで「月」のカードは、その失われた過去の記憶を無意識の中で
呼び覚まします。
通常、人の記憶は意識の中のものだけで、無意識状態で呼び戻された過去の記憶は、
意識状態に戻れば失われてしまいます。
ところがこのカードでは、無意識状態で呼び戻された過去の記憶が、
意識の扉をこじ開けて意識状態まで進みます。
そのイメージはあたかも「くるみ割り人形」のお話のようなイメージです。